停電になったときの自家発電について考えてみる


今、日本では電力供給についての関心が急激に高まっています。
これは2011年3月11日に起こった東日本大震災により、多くの人たちが自分たちの生活において、いかに電力が欠かせないものなのかを身をもって知ったからです。
そして、この経験から、いざという時に自家発電ができる準備しておこうと考える人が急増しています。
では、緊急時に自家発電をするにはどうのような準備が必要なのか?
このサイトでは、いざという時に役立つ発電機、太陽光発電、蓄電池(バッテリー)など
どんな場面・環境で利用するのが適しているかなどの情報を紹介していきます。
方法は4つある
停電や緊急事態に自家発電をするための装置は、大きく分けて4つのタイプに分類できます。
手動式発電機 | 手や足でハンドルを回すことで発電させるタイプ。人の力だけで発電できるのでいざというときに頼りになるが、発電量が少なく、家電などの電力を補うには力不足。 |
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エンジン式発電機 | ガソリンなどを使ってエンジンを回して発電するタイプ。発電量も500W以上のものが多く頼もしい。震災時のようなガソリンが不足する事態になると使用できないのと、ガソリンのにおいと騒音が出るので室内での使用には向かない。 |
太陽光発電システム | 一戸建ての方が利用可能。屋根の上にソーラーパネルを乗せる本格的な太陽光発電システム。自分で電気を作り出せるので、停電の時も心配ない。但し、蓄電機能をもたないものがほとんどなので太陽が出ていないときは使えない。 |
蓄電池付 太陽光発電システム |
マンション・アパートのベランダでも利用可。蓄電機能があるので緊急事態の備えとしてもバッチリ。コンパクトなサイズで場所を選ばず、太陽が出ているときに発電した電気を貯めておいて緊急時に使用することができる。持ち運びも可。 |
それぞれの特徴をもうちょっとくわしく見てみましょう。
手動式発電機 | エンジン式 発電機 |
太陽光発電 システム |
蓄電池付 太陽光発電 システム |
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発電量 | 100W- | 500W- | 設置量による | 200W- |
充電時間 | 8~10時間 | ![]() |
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3時間~ |
価格 | 1万円くらい | 5~10万くらい | 100万円以上~ | 25万円~ |
サイズ | 小 | 小 | 大 | 小 |
動力源 | 手動 | ガソリン | 太陽光 | 太陽光 |
ランニングコスト | ![]() 手動なので必要なし |
![]() ガソリン代 |
![]() 太陽光 |
![]() 太陽光 |
一戸建て | ![]() |
![]() においと騒音 |
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マンション・アパート | ![]() |
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野外での使用 | ![]() |
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夜間の使用 | ![]() 使用は可能だが 発電量が不十分 |
![]() 騒音 |
![]() 蓄電機能なし。夜間の自家発電は不可 |
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緊急時の対策 | ![]() |
![]() ガソリンが無いと 使用不可 |
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※各発電機の目安。使用する機器によって、スペックは異なります。
で、結局どれを選べば良いの?
一番気になるのは、
「どれを準備すれば、停電の時でも安心なのか?」ということです。
みなさん、それぞれどれくらいの対策をしておきたいというのがあるでしょうから、それぞれの発電システムを簡単にまとめておきます。
- 手動式発電機・・・携帯電話や簡易照明の電力が欲しい。あまりお金を掛けずに準備しておきたい人向け
- エンジン式発電機・・・野外での利用を考えている人。
- 太陽光発電システム・・・生活全般の電力の見直しを図りたい。一戸建てに住んでいる人。
- 蓄電付太陽光発電システム・・・場所を選ばず、いつでも最低限の電力を確保しておきたい人。
このように利用目的や使用する環境によって、選ぶべき発電機は違います。
準備する目的を見失うことなく、あなたのニーズにあった発電機を選び、自家発電ができる環境を整えてください。
小型の蓄電池付太陽光発電システムはとっても良いぞ!
色々な機器がある中で、急激に需要が伸びているのが小型の蓄電池付太陽光発電システムです。

今イチバン人気は太陽光で発電して、その電気を貯めておくことが可能な「小型蓄電池付き太陽光発電システム」マンション・アパートでも使用可能。特に(株)ファクトのSOL Bankは超小型でお値段24.8万円と手頃感もあり人気が高い
従来の蓄電池付きの太陽光発電システムは住宅とセットで販売されていることが多く、別売りのものでも費用がかなり高かったため、普及が進んでいませんでした。
しかし、技術の進歩によりマンションのベランダにもおけるくらい小型化し、価格もグッと下がったこと、今回の震災を機に、太陽光という自然エネルギーが緊急時に役立つと考えられて、一気に需要が伸びているのです。
実際に小型の蓄電池付太陽光システムは以下のメリットがあります。
- 太陽が出ていれば、いつでも発電が可能。発電された電力はバッテリーに蓄電。(電気を貯めておける!)
- 照明や携帯電話の充電など、最低限の電力を簡単に作り出せる
- サイズが小さく、持ち運びが可能(野外でも使用できる)
- 自然エネルギーを利用しているため、ガソリンなどの燃料は必要なし
- 地球に優しい
このように太陽さえ出ていれば、マンションのベランダくらいの小さなスペースでも簡単に電気を起こすことがきるので、停電などの緊急時には最適の発電システムと言えます。
計画停電は行わないと言われていますが、今後どうなるかを予想することはできません。
また、震災もいつ起こるかはわからない、、、
だからこそ、もしものときに備えて万全の準備をしておきたいですね。
サイト更新日:2018年4月25日