太陽光発電と蓄電池

今、話題となっている「太陽光発電」と「蓄電池」。

数年前から、地球環境保護のための新しいクリーンなエネルギーとして注目を集めていましたが、2011年3月11日の東日本大震災による計画停電や、福島第一原発の問題から、今また急激に注目が集まっています。

では、この太陽光発電と蓄電池がどのようなものなのでしょうか?

太陽光発電とは?

太陽光発電システム

別名、ソーラー発電と呼ばれる、太陽の光と熱を利用した発電方法です。

ソーラーパネルと呼ばれる太陽光を集める装置を利用して、その熱を電力に換えます。

近年では、普通の家の屋根にもソーラーパネルを設置できるようになり、私たちの生活で利用する電力の一部を太陽光発電でまかなっている家庭もあります。

太陽光発電の仕組み

太陽光発電は以下のような仕組みによって、ご家庭で利用できるようになっています。

  1. 太陽電池モジュール(ソーラーパネル)を利用して、太陽の光エネルギーを電力に換える
  2. パワーコンディショナーと呼ばれる装置で電力を集めて、家庭用に利用できる電力に変換する
  3. 分電盤を利用して、家中に電気を送り、利用できるようになっています。

ちなみに、一戸建てのソーラーパネルを利用する場合、夜間や雨や曇りの時など、発電力が足りない時には電力会社から電力を購入し、逆に電力を使い切れずに余った場合には、電力会社で電気を売ることができます。

これは「買電メーター・売電メーター」という2つのメーターで自動的にその区別が行われることになります。

良くある勘違いなのですが、家庭用の太陽光発電で作り出した電気は、基本的に貯めることができません。

そのため、日中に大量に電力を作り出したとしても、それを太陽が出ていない夜間帯に利用することができないんです。

ですから、停電が起こったとき、太陽が出ている日中はソーラーパネルによる自家発電で十分な電力があるのですが、夜になるととたんに電力不足になってしまいます。

今、利用者が急増している蓄電池とは?

蓄電池付き太陽光発電システム

そして、家庭用の太陽光発電システムとあわせて、最近注目を集めているのが蓄電池付きの太陽光発電です。

蓄電池は電気自動車などにも利用されている充電式の電池のこと。
(二次電池、充電式電池、バッテリーとも呼ばれています)

太陽光発電によって作り出した電力を蓄電池に貯めることができるようになったものです。
これまでは利用することができなかった夜間帯でも使用することができるようになりました。

一般的な一戸建て用の蓄電池付太陽光発電システムはまだ開発がそれほど進んでいませんが、小型のものについては既に市販されており、現在、急激に需要が伸びています。

その理由は、これまでソーラーパネルは一戸建ての家にしか設置することができませんでしたが、小型の蓄電池付太陽光発電はマンションやアパートのベランダでも利用することができるから。

今回の東日本大震災でも停電の影響を大きく受けたのは、マンション・アパートが多い都心部でした。そのため、マンション・アパートでも使える小型の蓄電池付太陽光発電システムの需要が一気に高まったのです。

このように、東日本大震災をきっかけに太陽光発電に対する考え方や認識が高まり、急速に普及が進み始めています。

いつくるかわからない"もしも"のときに備えるためにも、太陽光発電によって、必要最低限の電力をいつでも確保できるようにしておくことは大切な自己防衛と言えるでしょう。